【鳥獣保護管理法の適正な運用を求めて】
~法律の趣旨が守られる社会へ~
鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律(鳥獣保護管理法)は、野生鳥獣の保護と適正な管理を図り、生物多様性の保全と人間社会との調和を実現することを目的として制定されています。
同法の考え方においては、野生鳥獣の捕獲や殺処分は無制限に認められるものではなく、被害防止のための対策を講じたうえで、なお必要な場合に限って実施されるべき措置とされています。
しかし私たちは、市民から寄せられる相談や現地調査を通じて、一部の事例において、
- 防鳥ネット等の予防措置が十分に検討されていない
- 非致死的な代替手段の検証が不十分である
- 捕獲の必要性や合理性について十分な説明がなされていない
- 法制度の本来の趣旨が十分に反映されていない可能性がある
と考えられるケースを確認しています。
私たちは、法令に基づき適正な許可を受けて実施されている活動そのものを否定するものではありません。
一方で、法律が本来目指している「保護を基本とし、捕獲は例外的措置とする」という理念が形骸化してはならないと考えています。
~ツバサジャパンの取り組み~
ツバサジャパンでは、
- 鳥獣保護管理法に関する調査研究
- 捕獲事例の情報収集と分析
- 行政機関への意見提出
- 市民相談への対応
- 非致死的管理手法の普及啓発
を通じて、法令の適正な運用と透明性の向上を目指しています。
また、法令違反が疑われる事案については、関係法令に基づき事実確認を行い、必要に応じて行政機関への情報提供や是正要請を行います。
~私たちが目指すもの~
私たちの目的は、誰かを非難することではありません。
人間社会の安全と快適な生活を守りながら、野鳥の命もまた尊重される社会を実現することです。
法律が定める本来の理念が現場で正しく生かされることこそ、人と鳥との持続可能な共生につながると私たちは考えています。
