スパジアムジャポンのハトトラップ撤去を確認しました


― 捕獲に頼らない防鳥対策へ ―

一般社団法人ツバサジャパンでは、東久留米市の温浴施設「スパジアムジャポン」に設置されていたドバト捕獲用トラップについて、施設側への撤去お願いと状況確認を続けてきました。
このたび(2026年9月9日)施設側に確認したところ、捕獲用トラップは撤去し現時点では再開する予定はないとの回答を得ました。
現地でも、以前トラップが設置されていた屋上を含め、確認できる範囲でトラップがなくなっていることを確認しています。ツバサジャパンとして、この状況を歓迎しています。

捕獲しなくても被害対策はできる

今回、私たちが特に注目しているのは、単に「トラップがなくなった」ということだけではありません。
施設では、以前ハトの糞害が目立っていた場所が清掃され、入口付近には防鳥ネットが施工されるなど、捕獲によらない対策が行われています。
野鳥との共生を考えるとき、「ハトによる被害を我慢する」か「ハトを捕獲する」かの二者択一で考える必要はありません。
防鳥ネット、防鳥ワイヤー、防鳥ピン、侵入経路の遮断、清掃や餌となるものの管理など、建物や被害の状況に応じた方法を組み合わせることで、ハトを殺さずに被害を防止・軽減する方法があります。
ツバサジャパンが求めているのは、被害を放置することではなく、まず命を奪わない方法で解決することです。

「捕獲する前に、できることはないか」

ハトは都市の中で暮らす野生動物です。
人間の建物を休息や営巣の場所として利用することで、糞害など人との摩擦が生じることがあります。
だからこそ、問題が発生したから捕獲するだけではなく、ハトが入り込みにくい建物環境をつくり、被害そのものを発生させにくくすることが重要だと考えています。
そして、ハトにも一羽一羽の命があります。
つがいをつくり、巣をつくり、親鳥はヒナを育てます。
私たちは、人と野生動物との間に問題が起きたとき、「捕獲する前に、命を奪わずに解決できる方法はないか」を最初に考える社会であってほしいと願っています。

今後について

今回トラップが撤去されたことで、私たちの活動が終わるわけではありません。
今後もしハトによる被害が再び発生したときに、再び捕獲という方法に戻るのではなく、まず非致死的な防鳥対策によって解決していただきたいと考えています。
そのためツバサジャパンでは、施設側に対し、防鳥対策を専門とする事業者の資料を提供する予定です。
私たちは特定の施設を批判することを目的として活動しているわけではありません。

被害に困っている施設と、そこで生きる野鳥のどちらか一方を犠牲にするのではなく、双方にとってより良い解決方法を探していくこと。

それがツバサジャパンの目指す「鳥と人との共生」です。
今回、スパジアムジャポンの捕獲トラップが撤去され、現時点では再開予定がないことを一つの前向きな変化として受け止めています。
このまま捕獲に頼らない対策が続き、人とハトが共に暮らしていける環境が維持されることを願っています。

一般社団法人ツバサジャパン
Tsubasa Japan – Bird Protection & Coexistence

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